第81回   師走だ! 選挙だ! 自民党大勝利だ!
2012年12月20日  
 
   今年も暮れになりました。皆さんのお仕事もそうでしょうが、病院も暮れになると、どう云う訳か何時もの月より忙しく、しかも気ぜわしくなります。今年は衆議院総選挙が重なって、何時もの年より一層街も騒がしく、文字通り師が走る(候補者は師と云える人ばかりではなさそうですが・・・?)師走となりました。この喧騒も16日の日曜日で一応収まりましたが、一夜明けて自民党の大勝利に今度はマスコミが大騒ぎです。
 思い起こせば、年の初めのこのコラムで、今年はいつもの辰年以上に昇り竜を期待されているようですが、いくら神聖な架空の生き物の“竜”と云えども、あまり過大な期待は負担に感じるでしょう。と書きましたが、正に荷が重かったようで、期待通りには行きませんでした。昨年3月に発生した東日本大震災の復興はままならず、円高不況も続いて、街は活気を失い、それなのに消費税増税が決まり、領土問題や、基地問題も重なって、人々の不平、不満は募るばかりでした。一方で政治家は与野党共に政局ばかりにこだわり続け、その結果政治不信は極限に達し、半ば責任放棄の解散総選挙になってしまいました。今年の唯一の救いはロンドン・オリンピックでの日本人選手の爽やかな活躍ぶりだけだったような気がします。
 実は私も辰年で年男でしたので、個人的にも昇り竜を期待したのですが、(本当はこの年になると昇り竜と云っても現状維持で充分昇竜なのかもしれませんが…)その結果はと云いますと、こちらも期待が大きすぎたようです。
 でも、愛知県産婦人科医会の会長に推薦されたことは、今年の最大のエポックメーキングな出来事でした。会員の推挙を得たことは大変有り難い嬉しいことですし、あれから半年、まあまあ大過なく過ごせているのは理事役員を始め会員諸氏の支持が続いているからだと感謝しています。しかし、その分神経を使いますし、肉体的にも忙しくなりました。一番残念なのが、研究会や会議で日曜日が潰れることです。お蔭でゴルフに行く回数がめっきり減り、どんどん下手になってたまに行けてもストレス解消になりません。そのためかどうか(もちろん年齢の所為もあると思いますが)、体力的には衰えた気がしてガックリです。特に秋から暮れにかけては病気のオンパレードで、前立腺がん疑いやら、緑内障、ノロ疑いの胃腸風邪、果てはぎっくり腰と散々です。しかし、そんな中でも義理を欠かずに例年より増えた忘年会日程を消化中ですが、今年は未だ25日までに3回残っています。友人によれば70過ぎたら義理を欠いても許されるそうですが、まだ老人扱いされたくないのでドタキャンせずにこなす積りでいます(意地っ張りですかねぇ…)。いずれにしても、健康面では現状維持も出来ていないようで年男のご利益ゼロみたいです。
 さて、本来このコラムでは政治的話題は似つかわしくないと取り上げない積りでしたが、これだけの政変が有った時ですので、ちょっとだけ述べさせてください。
 今回、自民党は何年か前の郵政選挙の大勝利の時のように議席数を増やしました。ただ、あの時は小泉さんに期待を賭けた小泉旋風が吹きました。又3年前に民主党が大勝利を収めた時も新しい民主党に対する期待感がありました。しかし、今回は自民党に期待してと云うよりも、民主党には失望したが、と云って第3極も今一頼りないので消去法で自民党が残ったと云う感じがして寂しい限りです。
 一方で民主党の負け方もまさに惨敗ですね。郵政選挙で負けた時でも110議席以上はありましたし、逆に3年前自民党が大敗したと云っても119議席は確保していました。今回は230議席が一気に57議席に減ってしまったのです。野田首相の年内解散の決断は民主党の大敗を免れる手段として良策ではないかと思っていましたが、私の考えは全く外れました。小選挙区選挙制度の特徴に加えて、民主党の基礎組織の稀弱さが有るのかもしれませんが、それにしても、時の流れと云うか勢いは止めようが無くて怖いですね。日本人の付和雷同性と云うのが影響しているのでしょうか?。ただこれだけ選挙に振り回されると、長期的に国家を考える腰の据わった政治家が育たないのでは無いかと逆に危惧します。
 これで安倍総裁が再び総理大臣になるのでしょうが、前回の辞め方が何となく気になります。今まで総理大臣に複数なった人は何人かいますが、皆必然性があって再登場したような気がします。今回もそうなのかなぁ・・・?。
 それは大問題ではないとしても、安倍さんでどうしても気になるのが、憲法改正、特に9条の改正問題です。このコラムでも時々書いてきましたが、私も戦争を体験した世代の一人として、あのような悲惨な戦争だけは絶対二度と起こしてはならないと思っています。若い戦争を知らない世代が社会の中心となり、又昨今は領土問題などもあって、憲法改正が容認され易そうな雰囲気があるのが非常に心配です。
 未だに世界の各地では自分たちの主張を通すために、あるいは通らないと武力に訴えても通そうとして紛争が絶えません。幸い戦争放棄した日本では第2次世界大戦以降68年間戦争は起こっていませんが、憲法が変われば日本でも起こる可能性があります。それが怖いのです。
 いずれにしても、そろそろ人間は、戦争と云う愚かな暴力を使わなくても、人類の英知と理性で平和的に物事を解決出来るようにならなければいけないでしょう!。早くそうなって欲しいものです。
 これは私のような老人の戯言と片付けてほしくはありません。ぜひ若い皆さんが中心になって推進していただきたいと思います。
 話が段々暑くなりました。政治談議はこの辺にして・・・。

 突然ですが、それでは皆さん良いお年をお迎えください!!
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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