第133回   有難い事に喜寿を迎えました!!
2017年4月20日  
 
   新入生、新社会人の諸君。ご入学、ご就職おめでとうございます。今年の名古屋は桜の開花が遅れて4月4〜5日頃でしたので、入社式には間に合わなかったかと思いますが、逆に入学式は満開の桜の下で行われ、さぞ華やいだことでしょう。冬の寒く厳しい気候が緩んで、辺りが何となく和み、人々の気持ちも華やいだ、この季節に新年度が始まるのは素敵ですね。
 誰が決めたか知りませんが、やはり日本の新学期、新年度は春、桜の季節が一番だと思います。欧米に倣って、9月新学期に変更の話もありますが、日本では馴染まないと思います。
 唯、この季節は木の芽時と云って、木々が冬眠から覚めて新しい木の芽を開くのを始め、万物が目覚め発揚する時期です。同じように人の気持ちも発揚し変化しやすく、時には心が病んでしまうこともありますので気をつけなければなりません。

 さて、そんな華やいだ雰囲気の春、4月21日に私は生まれました。おかげで毎年4月には世間のお祝いムードに便乗したような形で、家族や職場やそれから錦のクラブのママ達(見栄を張って複数)が其々細やかに祝ってくれていましたが、今年は77才、喜寿と云うことで例年より多少派手に誕生会を計画してくれているようです。
 折角祝ってもらえるのに、喜寿に異議を唱えるつもりはありませんが、60才の還暦、70才の古希、80才の傘寿と10年ごとの切りの良い節目と違って、単なるゾロ目の77才が長寿の祝いに入って来るのは如何なものかと多少疑問に思います。でも88才の米寿、99才の白寿もあることですし、ゾロ目も目出度いのでしょうが、何だか語呂合わせのようで必然性に欠ける気がします。
 しかし、喜寿と云うネーミングは良いですね。由来は”喜”と云う字の草書体が七を3つ重ねた形になり七十七と読めることから来たようで、当て字のようなものですが、結果として”長寿を喜ぶ”と云う意味となって素敵だと思います。”米”と云う字をばらすと八十八になるとか、”百”と云う字から一を取ると白になるとか言ったダジャレのような米寿、白寿のネーミングよりよっぽど気が利いています。


 思い起こせば58才の夏、胃がんが見つかり急遽胃の全摘手術を施行しました。あの頃の状態については以前にこのコラムで2〜3度書いたことがありますので、昔からの愛読者の皆さんはご存知かもしれませんが、術後の経過は必ずしも順調では無く、急性膵炎を併発し、当初3週間の入院予定が半年弱も掛かってしまいました。激痛に耐えながら、しかも食事もまともに食べられず、どんどん痩せていき、流石に余命幾ばくも無かろうと悲観的にならざるを得ませんでした。下手をすると21世紀も観ることが出来ずにこの世から居なくなってしまうかも知れないと覚悟をした程でしたが、ありがたいことに、退院後は大過なく過ごすことが出来、段々体力も戻ってきて、当時は思いもしなかった喜寿を迎えることが出来ました。この幸運を神に感謝せずにはいられません。
 退院した当時はあまり多くなさそうな残りの人生、一日一日を神が与えて下さった大切な一日だと思って大事に有意義に過ごそうと考えていました。しかし、その大切な日々も18年も続くと、当初の殊勝な気持ちが段々薄れて、今では以前の怠惰な生活に戻ってしまったような気がします。人間(私だけかもしれませんが)は弱く、易きに流れやすいものですね。これでは神に見捨てられそうですので、喜寿を迎えられたことを改めて神に感謝し、新たな気持ちで残りの日々を世のため、他人のため、さらには自分のために有意義に過ごそうと決意し直しました。
 そのための健康生存目標を、以前は”杖を突かずに東京オリンピックを観に行くこと”即ち80才、傘寿を目標に節制すると云ってきましたが、オリンピックも大分近づいて来ましたので、もう少し欲張って、”リニア新幹線で東京の学会に行くこと”に伸ばそうかと密かに思っています。
 果たしてリニアが開通する米寿まで健康寿命が保たれるかどうか?。心身共になお一層の精進、努力が必要のようです。どうぞ皆さん応援してください。私も頑張ります!!  
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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