第5回  最近の性教育、これで良いのかな? 2005年7月20日  
 
   院長コラムが回を追う毎に長くなってきて困る。これでは一気に読んでもらえないし、第一長すぎてコラムと言えない。精々600字から800字以内に収めて欲しい。と編集委員から苦情がありました。確かに一つの事について意思表示するのに2000字以上も費やしていては、頭が良いとは云えない。呆けたかと言われても仕方が無いので、そう云われないように、せめて今回からは1000字以内に収めようと思います。でも、書いているとあれもこれもと思い浮かんで来るんだよね。
 さて、今回のテーマは性教育についての私見です。昔の(昔といっても私が医局から派遣されて行ってた頃、即ち30年位前)高校や中学校の性教育は保健体育の時間に女生徒だけ集めてひそやかに行われていました。内容も純潔教育が主で、男女の愛の尊さ、貞操の大事さを強調し、不純異性行為の悪について話しました。勿論、男女の肉体的構造の違いについて、そしてどうすれば赤ちゃんが出来るかも話しますが、それは短い時間で軽く流し、それよりも、その結果結婚前に妊娠すれば女性にとってどんなに不利な事になるかを説明したものです。
しかし、性体験年齢がどんどん若年化し、しかも普遍化した現代で、今更純潔教育などはもはや時代錯誤だと言われ、そんな事に時間を割くより、望まない妊娠をしないように、又、性行為感染症にかからないように、具体的な説明をして、予防と対策をさせた方が良いと云う傾向になり、中学生にピルの飲み方や、コンドームの使い方を説明する場になりました。
非行を含めて思春期の性行動の健全化についても講義されますが、これは従になってしまいました。はたして、性教育はこれで良いのか、これが進歩的と云うなら進みすぎちゃったのではないか、性に関する哲学と倫理を教えなくても良いのか、幼い生徒の前で話すのも気恥ずかしいし、疑問も残りますので、私は性教育の現場から身を引きました。
 最近韓流ブームで韓国の恋愛ドラマが高視聴率を取っているそうですが、聞くところによると(私はあまり見た事が無いので)純愛物語が多くて、婚前性交渉とか、同棲とかのシーンは無いそうです。現実の韓国もそうであるなら、まだ儒教の教えが生きているのでしょうか、見習うべきだと思います。又、そんな清々しいドラマが日本の若い女性に(オバサンだけか?) 支持されていると言う事実には、少し安堵し、あらためて情操教育の必要性を感じます。
 
 
 
 
 
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