第52回   ロータリー会長が終って虚脱感?
2010年7月21日  
 
 

 6月30日を持って、1年間の名古屋和合ロータリークラブの会長の任を何とか大過なく無事に終了しました。正直云って今、心身ともにホッとした、一種の虚脱感に浸っています。思っていたより大役でした。昨年の今頃(2009.7.17 第40回 ロータリークラブ会長就任!)このコラムにも会長就任の意気込みを、「1905年に米国のシカゴで『超我の奉仕』と云う崇高な理念の下に発祥したロータリークラブも、100年の歳月を経て、今、中だるみの状態になっています。昔は企業人の憧れとして、入会希望者が殺到し、クラブ数もどんどん増え、会員も増加の一途でしたが、最近は入会希望者が減り、会員増強に四苦八苦しています。いつまでも旧態依然と伝統を押し付けるばかりでなく、現代にマッチした変革を図らないと新しい世代に受け入れられなくなりそうです。この辺りを抜本的に改善しないとロータリーがこれからの社会に受け入れられなくなるのではないかと、“ガバナー”でも無いのにロータリーの将来を心配しています。」と意気軒昂に書きましたが、実際の運営は結構大変でした。
 元々ロータリーそのものが広い意味でのボランテアの奉仕団体です。その会長はロータリークラブにボランテアで奉仕する代表格みたいなもので決して名誉職では無く、実務も苦労も思った以上に多い仕事でした。会長になる時に、先輩の会員から“クラブの運営についてはその年の会長の思い通りにすれば良いから気楽にしなさい”とアドバイスされていましたが、そもそも会員が各企業のトップや、それに準じた人達の集まりですので、ロータリー精神は解っていても、それでも一言ある事が多く、とても私の思い通りと云う訳にはいきませんでした。一方で私にも、私なりの想いが有って、折角会長になったのだから、あれとこれは私の任期中にぜひ実現させたいと頑張ったりしたので、“あいつ、意外と我の強い奴だ”とびっくりされて、今までロータリーでは、自我を出さずに大人しく猫を被っていましたが、化けの皮が剥がれてしまいました。
 愚痴になりますが、例えば、例会の着席一つにしても、本来は何処に座っても自由ですが、何となく慣例で座る席が固定化し、何時も同じ顔ぶれが同じテーブルに座るようになっていました。これでは古参会員と新入会員との交流もままなりませんので、月に1回、テーブルマスター例会と称して、テーブルマスターとなる古参会員を別々のテーブルに着席してもらい、其処へ中堅、新人会員を程よく(私としては・・・)割り振りました。しかし、趣旨は良いと云う事で、総論賛成でしたが、実際には、なかなか思うように座ってもらえず、途中から挫折してしまいました。着席だけでもこの有様ですから、暮れの家族会の計画など大きな行事を皆さんの意思を尊重しながら決めるのには大変苦労しました。
 そう言った実務的な事とは別に、実働時間が多いのも大変でした。まず、毎週水曜日の午後12時半からの例会には必ず出席しなければなりません。打ち合わせもあるので11時半頃までには会場に着くようにしていました。もし病院で私が抜けられない様な緊急事態が起こったらどうしようと心配していましたが、幸いそんな事態は起きませんでした。しかし、ただ出席するだけでは無く、毎回5分位の挨拶をしなければなりません。結局休会日を除いて45回ほどしましたが、毎週、毎週気の効いたエッセイ風の挨拶を考えるのに正直苦労しました。最初から10回分位の医療的なネタは有ったのですが、其処までで、後はその都度考えて、出来るだけ医療的でアップ・デートな話題を話すようにしました。しかし、流石に何回かは受けない、我ながらつまらないと思った日もありました。でも、意外と評判は良かった様で、“面白かったから冊子にまとめたら”などと会員からお世辞を頂きました。又病院の職員からも“聞いていないからまとめて下さい”とおだてられていますので、本気でその気に成りだしました。(この辺が私の甘ちょろい所で、又無駄金を使いそうです。)
 実働は例会だけでは無くて、各種委員会の集まり、同好会の集まり、個人的な集まり等々、会長として呼ばれた会にはほとんど出席し、その内の何回かは2次会にも付き合って錦のクラブへも行きました。お陰で新しく馴染みのクラブが出来ました。(病気入院以来十何年も足を洗っていたのですが・・・)それとは別に医師会や産婦人科医会の会合もあり、この1年は午後ほとんど病院にいなかった気がします。特に5月の後半から6月一杯は“会長ご苦労さん会”なども何度も開いていただいたりして、本当に多忙だったので、石丸院長を初め病院のスタッフには随分迷惑を掛けました。御免なさい。感謝しています。
 しかし、会長が終って7月に入ってもう20日ほど経ったのに、まだ気が抜けたままで、やれやれ終ったと、何も手が付かずに一種の虚脱感に浸ったまま、ぼんやりと過ごしてしまっています。さあこれから1年間の借りを返す為に頑張るぞ!病院の事も、医者としても、それから中途半端になっているあれも、これもと張り切らなければいけないのに・・・。
 私は(私だけでは無いかもしれませんが)デューティが無くなると自発的にはなかなか実行出来ない人間のようです。このコラムも毎月20日までに書かなければいけないと、締め切りが有るから書いていますが、無ければ延び延びになっているでしょう。先程はやる気になった様に書いたロータリーの挨拶集も、未だに何も進んでいません。本文は既に出来ていますので、編集するだけだからすぐ出来ると甘く考えていましたが、締め切りが無いこの仕事は怪しくなってきました。一時期、反動で虚脱状態になっているだけなら良いのですが、年の性で気力が衰えてしまったのでしょうか?体力も急に落ちた様な気がします。最近午後から暇になっても、ゴルフの練習をする気も、パソコンに向かう気にもなれず、ボケッと本を読んだり、テレビを見ていると何時の間にか居眠りをしています。そんな自分が心配です・・・。
実は怠け癖を弁解する為に年齢を持ち出したら段々大袈裟で弱気な発言になりました。来月位から又頑張ります。よろしく!!

 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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