第173回   今回も又々新型コロナウイルス
2020年8月20日  
 
 
 毎回、毎回、新型コロナウイルス感染症の話が続くと、愛読者の皆さんも少々食傷気味になって”他に話題は無いのか、テレビでもしつこい程やっているし、このコラムくらいは楽しい話題を提供しろよ”とおしかりを受けそうですが、新型コロナウイルスが愛知県(名古屋)でも拡大を重ね他人事では無くなってきましたので、今回もご辛抱ください。
 こんな状況を踏まえて、愛知県の大村知事は県独自の緊急事態宣言を出し感染防止に乗り出しました。しかしながら、既に名古屋市では入院が必要な人の入院先が見つからず、軽症から中等症になりかけている人が数日間入院できない状態が続いていると云うことです。輪をかけるように市内の基幹病院でクラスターが発生し、入院を控えているという情報もあります。又別の基幹病院は救急の受付を休止しているそうです。そんなこともあってか救急隊の救急搬送困難(所謂たらい回し)事案が昨年同期の4倍を超えたと報じていました。数的には県(市)が確保したベッド数を超えてはいませんが、ひっ迫して瀬戸際の状態のようです。ベッドは有ってもスタッフの問題などで稼働することが難しいと云うことだと思います。
 当院もより一層の感染防止のために、しばらくの間、入院患者さん及び付き添いの方にはPCR検査を受けていただくことにしました。詳しくは外来受診時に説明させていただきます。余分なお手数とご負担をおかけしますが非常事態ですので、ご理解とご協力の程よろしくお願いします。

 加えて、連日の猛暑のため熱中症の発症も増えてきました。今や、熱中症の発病者の方がコロナの発病者より多い状態です。しかも、倦怠感、37.5度以上の発熱、味覚臭覚異常など中等症以上の熱中症とコロナの初期症状が割によく似ているので救急隊も万一を考えてコロナ体制で出動しなければなりませんし、引き受ける病院も完全防護服で応対しなければなりません。救急隊員も医療スタッフも一々着替えるだけで疲れてしまいます。
 余談ですが、新宿歌舞伎町の恐喝事件の捜査に警視庁が新型コロナウイルスの感染対策として防護服を着用する異例の対応をしたというニュースがありました。この暑いのに警察も大変ですね。

 こんな状況の中で当院のスタッフは夏休みをどう過ごすのかなぁ。名古屋に居たって安全とは言えなくなった今、自粛しろとは言いにくいし、個人の判断に従って良識ある行動を取ってくれるよう期待するしかありません。
ちなみに私は、久しぶりに夏休みはハワイへ行こうと予約していましたが、結局キャンセルしました。その代わり、大村知事の”不要不急の移動は控えてください。但し県内のgo toキャンペーンは奨励します”と云う何とも奇妙な緊急事態宣言に従って県内の温泉にでも行ってこようかな・・・。
 読者の皆さんも、3密は回避しながら楽しい夏休みをお過ごしください。
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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