第1回 理事長に就任しました 2006年4月20日  
 
   今月からコラムの表題が院長コラムから理事長コラムに変わりました。と言う事は、そうです皆さまのご推察どおり私はこの4月1日をもって院長を辞任し理事長に就任しました。院長在籍中は長きにわたってご支援を賜りありがとう御座いました。心から御礼申し上げます。尚、新体制として、院長には副院長の石丸忠敬、副院長に小児科部長の井口敏之、ジェネラルマネージャーに薬局長の中山アヤコを配しスタートさせました。新役員を始め職員一同一丸となって今まで以上に地域の皆様の病院としての役割を果たすよう奮闘努力する覚悟で御座いますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
  堅い挨拶はこの位にして、ところでこの私の人事は栄転なのか、肩叩き人事なのか、世間の評価がさまざまなのに驚きました。関係各所に院長交代の案内状をお出ししたところ、「理事長就任おめでとうございます」というお手紙を頂いたり、中にはご丁寧に花束まで贈って下さった方 ( クラブのママではありません ) もいらっしゃり恐縮しておりますが、一方で「長い間ご苦労様でした。これで少し楽になりますね」と引退を示唆されている発言も沢山ありましたし、中には「なんと申し上げてよいか、これから大変ですね」とまるで私が派閥争いに敗れて閑職に追い遣られたように感じている方もいらしたようです。一応形式的には役員会で決まった人事ですが、実質的には私の意思どおりに決めた事ですので異存はありませんが、やはりどちらかと言えば栄転と言うより引退的かなと思います。一般的な会社で社長から会長になられる時はどんな状況なのでしょう。やはり栄転のような肩叩きのようなで複雑なのでしょうね。しかし、私としては、長年の病院責任者としての重圧から解放され、そろそろ少し楽をさせて貰いたいなと言うのが本音ですのでこれで良いのです。それでも役割分担として、まだ私には医療法人東恵会全体を統括し束ねて行かなければならない重要な役目が残っていますので楽ばかりも出来ないでしょう。
  本当は、院長交代の案内状を一番出したかったのは、この28年間お世話になった、又お世話した患者さんでしたが、レセコンに残っているデータだけでも十万件以上ありましたので、とても無理だと諦めました。申し訳ありません。このコラムの御案内でご勘弁ください。 思い起こせば、二十八年前、私は妊婦さんに優しい妊婦さん本位の病院を作りたいという一念でこの星ヶ丘マタニティ病院を設立しました。お産は女性に取って一生に一度か二度の大げさに言えば命を賭けた大事業なのだから、もっと妊婦さんが大事にされても良い。医学的にもアメニティの面でももっと優遇されるべきだ。母子ともに安全で、しかも出来るだけ快適な分娩をさせたい、そんな妊婦さんに優しい周産期管理をするにはどうすれば良いのか、結論は自分がトップになって思いどおりの周産期病院を作る事でした。それ以後「患者さんに優しい周産期病院の確立!」をモットーに今日まで努力を重ねて参りました。そして今、ある程度初期の目標に達することが出来たと自分なりに満足しています。又今の全国の周産期病院の趨勢を観ても、私の考えは間違っていなかった、先見の明があった。そして少なくとも名古屋では先鞭をつけたと自負しております。しかしその間ほとんど家庭は犠牲になりました。私自身も病院にへばり付いているような毎日で、私的には不毛な人生でした。そんな訳で私も 65 歳になったので人並みに定年を取り、少しは自分のため家族のための時間を作りたいと思い院長交代をしました。しかし昨今は産婦人科医師不足ですっきり引退する訳にもいかず、医師としての診療はもう少し続ける事になりそうです。ですから数少ない私のファンの方も引き続きご来院下さい。お待ちしております。
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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