第138回   皆さん”秋バテ”は大丈夫ですか?
2017年9月20日  
 
   台風一過。やっと秋の気配が感じられ、過ごし易くなった今日この頃ですが、今年の夏も大変な猛暑でしたね。
 この猛暑の中、皆さんは夏休みを如何お過ごしになりましたか?。おそらく充分楽しみ良い思い出を作られたことでしょう。
 私も、箱根、木曽駒、フランス等、盛り沢山に楽しみました。しかし、例年に比べて旅行中もその後もかなり疲労感が残りました。フランスから戻って、もう2週間位経ちますが未だに時差ボケなのか、昼眠たくて、夜寝られず、倦怠感が取れません。どうやら寄る年波には勝てないようですが、それでも
「これは所謂”秋バテ”だ。以前にもこんなことは有った」と見栄を張っています。皆さんの中にも夏休みを頑張りすぎて、今頃身体がだるい、食欲が出ないと云う人がいらっしゃるかも知れませんが、やはり”秋バテ”の可能性があります。

 さて”秋バテ”ですが、夏の間の疲労の蓄積や、体力消耗が基になって、秋口に現れる症状で、倦怠感、食欲不振、不眠など”夏バテ”と体調不良の症状はよく似ています。
 原因としては夏場の冷えが挙げられます。最近は日常的に冷房の中で暮らしているので身体は冷え気味になっています。その上ビールやアイスクリームなど冷たい飲食物を取りすぎて、身体を冷やしすぎ所謂”冷え”が生じています。又季節の変わり目による気温の変化、冷房などによる温度差の激しさは自律神経を乱しやすいですが、自律神経が乱れるとストレスが溜まり、倦怠感など身体にさまざまな不調をきたします。一方冷たい飲料水の飲みすぎが胃腸機能を低下させてしまいます。昔は夏に”夏バテ”になって体調を崩し、秋になって暑さが和らげば、食欲の秋の例え通り、食欲も出て元気が回復するのが普通でした。しかし、最近は冷房などによって何とか夏を見かけ上バテずに乗りきることが出来るようになりましたが、その分秋に反動が来るようで、これを”秋バテ”と云っています。
 対処法は先ずおなかを温めること。それには胃腸にやさしく身体を温める食べ物を取ることです。例えば、おかゆ、生姜、にら、ねぎ、唐辛子など。又ビタミン・ミネラルが豊富な食べ物、例えば、かぼちゃ、さつまいも、さんまなどを取ることが大切です。どちらも免疫力向上の効果が期待できます。そして、冷たい食べ物からはさようならしてください。又38度程度のぬるめのお湯に20分ほど浸かるのがおすすめです。湯船に浸かることによって副交感神経が優位になり、血流改善や質の良い睡眠、胃腸の機能向上の効果が期待できます。冷房対策も大事で、オフィスなどでは体を冷やし過ぎないように気をつけること。もちろん就寝時は冷房を使わずに休んでください。そして、20〜30分程度のウォーキングも効果があり自律神経の乱れが改善されます。又、ウォーキングをすることで、日光浴も出来ます。太陽の光には睡眠ホルモン・メラトニン分泌を助ける働きがあるので、不眠を解消し質の良い、スムーズな眠りを助けてくれます。又、”温”の作用のある漢方薬などの服用も効果があります。
 と云う訳で、皆さんの中で、”秋バテ”症状かなと思われる人がいらしたら、ぜひ上記の対処法を試して早く回復してください。
 それでは皆さん、お大事に!
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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