第165回   病院リニュウアル終了
2019年12月20日  
 
 
 今年も早、年の瀬がやって来ました。愛読者の皆さんにとって今年はどのような1年だったでしょうか?。きっと良い年だったと推察します。
全国的に振り返ってみると、第一は年号が平成から令和に変わり、式典や祝賀行事が年中あったこと。一方で台風などの災害が多く、しかも被害が大きくて、被災地がまだ大変な状態が続いていることなど悲喜こもごもでした。

 これらに比べれば些細なことかもしれませんが、我病院にとっては大きな出来事がありました。それは令和元年に合わせて、病院のほぼ全面改修をしたことです。5月の連休から始まって約8か月間、やっと暮れには完成します。
 工事の騒音もさることながら、殺風景な仮診察室、しかも来院の度に場所が変わっていたり、改修に合わせて電子カルテ、レセプトシステム、会計システムの変更も重なったので、診察の流れが悪くなって今まで以上にお待たせしたことなど、患者さんには大変ご迷惑をお掛けしました。ご不満もあったでしょうが、何とか我慢をしていただき本当に有り難いと思っています。
 診療を継続しながらのリニュウアルのため、病室はもちろん、診察室も分娩室も手術室も台替えを確保しながらの工事となり、改修のスケジュールを組むのがかなり複雑で難しく、工期が長くなりました。それと、一か所が綺麗になると、ここもあそこもと云うことになり、当初計画していた箇所より随分範囲が広くなって、結局全面改修のようになったのも原因しています。
 そんな中で患者さんの苦情が少なくて済んだのは、現場監督さんの采配に帰するところが多分にあったと思います。病院の流れをいち早く把握し、診療に出来るだけ支障がないように工夫してくれました。しかし、それぞれの部署に入っての工事ですので、職員も色々勝手な要望を出したりします。要するに船頭が多い中で、現場の意向を聞き、最終的には私の了解を取って工事日程を組み、一方で、現場の職人さんたちを効率よく手配する、と云った大変難しい工程調整をこなしてくれました。一見朴とつで律儀な雰囲気の人ですが、中身は優秀でしかも相当我慢強い人だと思います。彼には感謝、感謝です。

 発想が飛躍しすぎているかもしれませんが、既存の建物の改修は、手術歴のある人の再手術と似ているなとふと思いました。既存の建物は天井や床などを開けてみると設計図通りでないとか、予想外のことが起こります。そこで臨機応変に対策を練り直して、最初の計画と違った形で最善の結果を出さねばなりません。再手術も開腹してみると、解剖学通りになっていない所が出てきます。色々な処が癒着していたり、臓器があるべき位置からかなり移動していたりします。そんな中でやはり臨機応変に対処して最善の処置をしなければなりません。どちらも、正確な知識と豊富な経験が必要だと思いました。

 新年からは、新装なった病院で皆様をお迎えすることが出来ます。しかし、”仏作って魂入れず”では意味がありません。我々職員も新たに心を引き締めて診療にあたる所存ですので、よろしくお願いいたします。
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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