第6回 いつも夏休みに思う事 2005年8月20日  
 
   今年も一週間の夏休みを取ってその半分を八ヶ岳南麓のプチホテルでのんびりと(?)過ごしました。海抜 1300m 位の所で南に富士山と南アルプス連峰を望み、北は間近に八ヶ岳の見えると云う素晴らしいロケーションですが、それ以外には何も無く、ホテル内も重厚な家具と落ち着いた雰囲気のみで、他には何もありません。都会の喧騒を離れて、仕事の拘束からも解放され、非日常的な時間を過ごすためには最適な環境でした。
 勿論病院に連絡先は知らせてありますし、最近は携帯電話も持たされていますので、社会と絶縁と言う訳にはいきませんが・・・・。しかし、折角の環境も結局退屈になって、と言うより何もしないのはもったいない気がして、一日はゴルフ、一日は清里へ出かけ、美術館やら色々回って結構忙しく過ごしました。まだまだ、悠々泰然と言う訳にはいかないようです。ただこのホテルの料理は最高でした。又職員の持て成し方も素晴らしいものがありました。と言ってもオーナー夫妻とシェフ夫妻の 4 人だけの従業員の様でしたが。
 ところでほとんどの皆さんは仕事を休んで、夏休みを取って、旅行に行ったりするのに何の抵抗もジレンマも無いと思いますが、産科の医者は、結構気にしているのです。私も責任のあまり無かった勤務医の頃はそれほど感じませんでしたが、病院を開設して院長になってからは、休みは取っても名古屋を離れることはしませんでした。外科の医者なら手術の予定を入れなければ良いでしょうが、陣痛は何時起るかわかりません。私が全ての分娩に立ち会う事は肉体的に無理な事は患者さんも解って下さって居るとは思いますが、異常が起った時に対処出来るようにと思うと遠くには行けなくなるのです。
 最近になって私が居なくても対処出来るスタッフが揃いましたので、やっと人並みに旅行に出かけるようになりましたが、それでも予定日近い妊婦さんを残して来ちゃった様で、旅行中何時も後ろめたい気持が抜けません。産科の医者の悲しい習性でしょうか、他の仕事をしている人も休みを取ってこんな気持になる事あるのかなあ。尤も外国の医者は平気で一ヶ月位の夏休みを取りますし、患者さんも納得しているようです。これはお国柄でしょう。
 
 
 
 
 
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