第101回   天候不順。高齢者は熱中症注意!!
2014年8月20日  
 
 

 愛読者の皆さん、今年のお盆休みは如何お過ごしでしたでしょうか?天候不順で予定が狂ってしまった方も大勢いらしたのではないかと思います。
 私もお盆休みにロータリークラブ恒例の木曽駒高原ゴルフ大会に出かけたのですが3日間とも雨に祟られてしまいました。それでも雨の合間を縫ってしつこく3日ともホールアウトしました・・・。参加者12名中半数は65過ぎの高齢者です。ゴルフ好きと云うか、無謀と云うか、どちらにしても執念深いことです。
 それにしても、最近の天気は異常ですね。一方で40度超えの猛暑になったかと思えば、他方では土砂崩れを起こすような豪雨が降ったり、それも同じ日に起こるのですからびっくりです。この異常気候は今年だけのことなんでしょうか?何だか地球が壊れかけているような気がして心配です。夏は暑くても夏らしい気候になってくれないと、夏休みの子供たちもがっかりでしょうが、我々年寄りでも却って体調が崩れてしまいます。その所為か今年は高齢者の熱中症が激増して、救急車で運ばれた人が過去最高なんだそうです。しかも死者も最悪だとかテレビで報じていました。
 元来人間の体温は視床下部にある体温中枢によって一定に保たれていますが、高温、多湿の環境の中で気温が体温を超えると体温中枢の働きが極端に悪くなり、体温を37度以下の正常に保つ事が難しくなります。これが熱中症の原因の一つですから、一般的には熱中症は猛暑の炎天下で起きるものですが、高齢者は、炎天下でなくても、部屋の中でも罹ることがあるので要注意です。冷房も掛けずに、窓も締め切っていると体温の上昇と脱水が起こります。しかし、どうしても高齢者はのどが渇くと云う感覚が鈍り、脱水感が乏しく、体温上昇の感じ方も鈍い上に発汗作用も若い人に比べて悪いので、脱水症状に気がつかずに居て、室内で普通に過ごしていても熱中症に罹ってしまうと云うことです。対策としては一にも二にも水分補給です。室内でもこまめに水分を取り、汗をかいたら濡れタオルで身体を拭くと良いとされています。理由は乾いたタオルでは皮膚の表面の熱放射が出来ず、体温が下がりませんが、濡れタオルだと皮膚についた水滴が蒸発するので体温を下げて涼しさを感ずると云うことです。
 おまけの話ですが、冷えたスイカが熱中症対策と夏バテ解消に良いようです。もちろん暑い夏に冷えたスイカは美味しいですが、美味しいだけでは無くてスイカの成分は95%が水分なのでのどの渇きを潤すだけでなく、水分補給にもなって、体内にこもった熱を冷まし、体温を下げてくれます。又、見たところスイカは水分ばかりで、栄養分はなさそうですが、実はビタミンB1、B2、Cなどのビタミン類や、カルシウム、カリウム、リン,鉄などのミネラル類が意外と多く含まれています。又、スイカの赤い色素のリコビンは体内に発生した過剰な活性酸素の働きを抑制する作用がありますし、カリウムやシトルリンは利尿作用もあり、一方、シトルリンの血管拡張作用は血圧を下げる効果もありますのでこれらの作用が夏バテ解消にもなります。
 今年の夏は、スイカを食べて暑さを飛ばし、熱中症を避けると共に夏バテをも解消して元気な秋を迎えましょう! 

 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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