第51回   岡田采配や如何! W杯南ア大会
2010年6月21日  
 
   4年ぶりのサッカーワールドカップ。その初戦で日本はアフリカの強豪、不屈のライオン、カメルーンに見事に勝ちました。お目出とう! ワールドカップで日本が勝ったのは、8年前の日韓大会、チュニジア戦以来の快挙です。今回の日本代表は直前の親善試合に4連敗した事もあって、岡田監督や選手がメディアに叩かれました。曰く、“戦略がなってない”、“選手起用が悪い”、“選手の掌握が出来てない”、“選手間同士の意思疎通に欠ける”等々。外国では監督や選手が批判される事は、よくある事ですので驚きませんが、日本で大会前にメディアがこれだけ批判的な記事を書くのは異例の事だと思います。今まではヨイショ記事と云うか、肯定的な、良い面だけを大げさに書いて期待感を持たせるのが普通でした。今回の論評を読んで、我々外野の野次馬は、よっぽどチーム状態が悪いらしい、統制も取れてない、選手間もバラバラだと云う印象を持ってしまいました。現地に入ってからシステムを変えたり、選手を変えたりする様では幾らなんでも遅すぎる。“岡田監督、何しているんだ! 何?本田をワントップにする?俊輔を使わない?守備的に行くって?オイオイ!これまでの戦略性はどうなったのだ。しっかりしろ!”。独自の見解を持ち(?)、何時も冷静沈着な(??)、自称スポーツ評論家の私もメディアに踊らされてこんな風に騒いでいました。岡田監督御免なさい! どこかの記事で貴方の語録を読みました。“勝負事で正解は解らない。最後は勝負師の勘だ。”今回はずばり当たりました。すばらしい!  貴方の勘は見事だったと云う事です。それにしても翌日のメディアは手の平を返した様に一斉に岡田監督称賛に走りました。全く節操が無いですね。もう少し自分の記事に責任を持って貰わないといけません。まあ日本が勝ったから大目に見るとしましょうか・・・。そう云う私も臆面も無く前言を翻して、岡田監督称賛記事を理事長コラムに書き出して・・・、チョット待てよ。このコラムは原則20日掲載ですが、今月は曜日の関係で21日掲載になるだろうと思います。すると19日のオランダ戦の後になる。勝つか、引き分けなら興奮は続くでしょうが、もし負けてしまうと、皆さんが読んでくださる頃には、あまりのヨイショ記事は浮いた物になってしまうので、オランダ戦を見てから書こうと思い直しました。そうしたら案の定、惜敗とは云え負けてしまいました。“やっぱりか!”私の自称スポーツ評論家としての冷静な判断に自己満足しながら日曜日に筆を進めています。ただデンマークが2−1でカメルーンに勝ちましたので、結果的にはオランダに勝つ以外は、引き分けても、負けても、1次リーグ突破の条件は変わらず、次のデンマーク戦で勝つか、引き分けが必要となりました。だからあまりオランダ戦に負けた事を悔やんで引きずらない方が良いと思います。
 さて、今年は初めてのアフリカ大陸での開催と云う事で話題になっています。開幕戦の、南アフリカ対メキシコ戦は、開催国の南アが先制点を挙げて、地元ヨハネスブルグの会場は興奮のるつぼと化しました。それにしてもあのブブゼラとか云う民族応援楽器はやかましいですねぇ。フィールドでの選手間の声も聞えないそうです。必ずしも音色の綺麗な協和音では無いし、選手は耳に付いて夜も眠れないのでは無いでしょうか。それとアフリカの人の服装は色使いが派手ですねぇ。あの原色の配合はとても私には真似できませんが、肌の色や気候にはあれが似合うのでしょうね・・・。試合は結果的には引き分けに終りましたが、これで一気に大会が盛り上がった様です。一方で、アフリカでも特に治安の悪い南アフリカ連邦での開催ですので、競技以外のそんな類の報道も目立ちます。
 実は5年前、2005年の10月に私はロータリーの友人夫婦6組で南アフリカに旅行した事があります。主な目的はブルー・トレインを楽しむ事でしたが、ゴルフも2度しました。最初の訪問国ボツアナは大変な極暑でした。道路の片隅の僅かな木陰にぼんやりと座っている人たちを見て、何をしているのだろうと訊ねましたら、仕事を待っているのだそうです。それも1週間に1度あれば幸運との事でした。大変な失業率で貧困ですが、一方でこんなとんでもない暑さの中では、とても勤勉に働く気にはなれないだろうとも思いました。南アフリカでは治安が悪いから夜はホテルから外に出ないように云われました。首都プレトリアは丁度ジャカランダの季節でいたる所にジャカランダ並木があり、紫の花のトンネルが出来ていました。日本の春の桜並木のようで綺麗でしたが、私の感想を云えば桜並木の方がもっと綺麗な気がしました。観光スポットも結構多く、観光客も大勢いましたが、昼はまだ平気の様でした。しかし、ヨハネスブルグで、ロイヤル・ヨハネスブルグGCと云う、南アでも1〜2を争う名門コースでゴルフをしたのですが、その時白人のキャデイマスターが、ロッカーに貴重品を入れてはいけない。キャデイも信用してはいけないとアドバイスしました。それじゃ貴重品はどうすりゃ良いの?と悩みながらゴルフを終えて戻ったら、案の定、友人の1人は、ロッカーに入れておいた背広のポケットの中の腕時計が無くなり、別の友人は余分なクラブをキャデイマスターに預けておいたら(勿論、責任を持って預かると云ったので)、見事に消えて、しかも彼のキャデイマスターも居なくなっていました。ケープタウンでは、ウォーターフロントが一種の治外法権の様に成っていて、高級ホテルやレストラン、クラブが立ち並び、夜も自由に行動できますが、市街地へは出歩かない様に厳重注意されました。あれから5年、ワールドカップを誘致してすっかり治安も良くなっているかと思いましたが、報道で知る限り少しも変ってはいないようです。W杯中だけでも、自粛する余裕も無い程の切羽詰った貧困なのでしょう。悲しい事です。こんな話の後では云いにくいのですが、ブルー・トレインは優雅で贅沢な別世界でした。ヨハネスブルグからケープタウンまで、約一昼夜ののんびり列車の旅ですが、一車両を4等分したバストイレ付のツィンルームが、最も安い客室で、ディナーは正装して食堂車でいただく。因みに旅行中、このディナーが一番美味しいと思いました。
  余談が長引きました。本題に戻って、デンマーク戦、絶対負けるな! そして決勝トーナメントを楽しませてくれ! 岡田監督の勝負師の勘に期待しましょう!
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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