第143回   インフルエンザ大流行余話
2018年2月20日  
 
   2月も終わりに近づいたと云うのに、まだ厳しい寒さが続きます。名古屋の冬がこんなに寒かったのは何年ぶりでしょうか。今年は全国的にも激寒で雪には慣れている雪国の人でも大変なようです。地球は温暖化だと云っていますが、本当は温暖化などしてなくて、氷河期に入っているのではないかと杞憂してしまいます。それは大げさですが、私のような痩せ老人にはこの寒さは骨身に堪えます。
 この寒さが原因かどうかはわかりませんが、1月の終わり頃から、インフルエンザが全国的に大流行していて、1週間に報告された1医療機関当たりの患者数が54.33人と、3週連続で最多を更新しています。50人を超えたのは2005年以来のことで、今期の流行が如何に大規模なものかがわかります。先ずA型インフルエンザが流行り、それからB型が流行するのが普通ですが、今年はいきなりB型に罹る人も多く、A型とB型が混在しているのが特徴です。A型は高熱や呼吸障害など重症感がありますが、B型は胃腸風邪のような症状で比較的軽症ですので、インフルエンザと気付かない人も多いですが、油断しないできちんと医者に診てもらってください。B型でもほっておくと重症化します。
 相も変わらず前置きが長くなりましたが、これからが本題のインフルエンザがらみの余談です。
 当院も小児科はもちろん内科にもインフルエンザの患者さんが沢山来院されて、1週間50人は軽く超えている状態です。病院としては繁盛して有難いですが、妊婦さんが掛かると重症化するので妊婦さんにうつらないよう余分な気を使います。インフルエンザの患者さんが大勢来て下さるのも痛し痒しの感があり複雑です。
 我々のロータリークラブの長老のお1人が退会されることになり、先日送別会が開かれました。在籍中にお世話になったロータリアンが大勢参加しましたが、当日私と同じ70代の会員で個人的にも大変親しかったYさんとIさんの2人がインフルエンザに罹ってしまいました。昔の常識では、大恩を受けた人の送別会ですから、這いつくばっても出席するのが当然と考えますが、今は、職場も休まなければならないご時世ですので、他人に迷惑をかけないように休むことが常識のようです。さてお二人はどうするか?。昔堅気のYさんはきっと来るだろう。Iさんは常識派だからたぶん欠席するだろうと云うのがもっぱらの下馬評でしたが、結果は二人とも欠席でした。やはり、今は事情を説明して欠席するのが常識のようで、長老も参加者たちも納得していました。私なら、余程の高熱でない限りマスクで感染防御をして無理を承知で出席し、長老に挨拶だけはして義理を果しただろうと思いました。これは今では非常識、却って迷惑ですかねえ〜?。
 先日の日曜日。仲間でゴルフに行きました。仲間の1人が「昨日から熱っぽい体調が悪い」と云っていましたが、昼食でおつまみを頼み、同じ皿の物を4人でつつきながら食べました。翌日の午後、彼からメールが届いて”調子悪いのが続いたので病院で診て貰ったらB型インフルエンザでした。ご迷惑をかけますがよろしくお願いします”とありました。何をよろしくだと思いながら早速自分も調べましたが陰性でした。しかし、午前中元気に働いていたのに、急に寒気がするような気がして念のためリレンザの予防投与を始めました。正に”病は気から”って感じです。10日経ちましたが元気ですので、罹って無かったか、予防投与が効いたかだと思いますが、一緒にプレイした2人の友人は無処置でも何ともなかったようです。私は過剰防衛だったのかな〜。知らせてくれたのは果たして親切なのか、余計な事なのか最近の常識では如何がでしょうか?。
 インフルエンザも思わぬ処に波及します。気を付けましょう!
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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