第161回   高校野球の投球制限
2019年8月20日  
 
 
 今年のお盆休みは、何処へも出かけず家に引きこもり、ひたすら甲子園の高校野球を見て過ごしました。
愛知県代表の誉高校が開会式直後の第1試合で早々に負けてしまったので、代わりに岐阜県の中京学院大中京高校を応援していますが何となく熱が入りません。やっぱり郷土愛となると東海地方では広すぎて愛知県で無いと熱が入らないようです。

 さて、今年の夏も暑いですが、去年のように熱中症騒ぎはあまり聞きません。水分補給タイムとか、インターバルの活用法とか、選手に対する暑さ対策が整備されたようですし、観客に対しても熱中症予防の注意喚起が徹底されているようです。それに甲子園は去年程殺人的な暑さでは無いようですので何よりです。
でも!この近年の猛暑の炎天下で、幾ら元気溌剌な高校生とは云え、何時間も過酷な運動をさせるのは如何なものかと思います。そろそろ開催時期から考え直さなければいけないような気がします。がしかし、高校野球ですから夏休みのような長期休暇中に開催することが原則で時期を変えるのは難しいようです。それならドーム球場でするとか、涼しい北海道辺りでするとか考えるべきです。否々、高校球児のメッカ、甲子園を離れる訳にはいかないでしょう。と云うなら、いっそ甲子園をドーム球場にしたら一件落着となるのではないかと思います。
 余談ですが、東京オリンピックも今頃になって、各競技が暑さ対策に苦慮しています。そんなことは最初から分かっていたでしょうに何故真夏に開催することにしたのでしょう・・・?。これには何か理由があったような気がしましたが、忘れました。もっとも我々見る側としては、冷房の効いた室内競技に行けば解決することですが・・・。

 炎天下開催の是非もさることながら、今年は投手の投球制限が話題になりました。以前から投手の肩、肘の保護のために投球制限をすべきだ。連投を避けるべきだと云う議論はされていましたが、あまり具体的に実行されていませんでした。ところが今年、岩手県、大船戸高校の佐々木朗希投手(彼は最速163qの速球を投げる将来を嘱望される逸材)が岩手県の決勝戦で連投を避けて登板せず、負けて甲子園出場が成りませんでした。本人は投げたかったのですが、監督が彼の将来を考えて許さなかったと云うことです。これをマスコミが大々的に報じたので、賛否両論が飛び交いました。概ね監督の英断を指示する意見が多かったようですが、一方で野球は団体競技なので、彼だけの事情で判断して良いのか。一緒に甲子園を目指して練習し、甲子園出場、あるいは甲子園で1勝することが青春の夢だった他の部員の気持ちは考慮しなくて良いのか。或は野球が好きで才能もあって、甲子園出場が憧れとなり、彼の頑張りしだいで実現しそうな野球少年。しかし、将来はプロ野球選手では無くて別の仕事を目指している高校球児も連投は駄目なのか。投げて負けて甲子園へ行けないなら、納得するが、投げずに負けたら悔いが残るだろうと思います。程度の差はあれ同じようなことが今年は各地であったようです。
さあ、これから甲子園では、準決勝、決勝戦と続きますが果たしてエースの連投を避けるのか、あるいは投球制限をして好投の投手を途中交代させるのか興味津々です。
 愛読者の皆さんはどう思われますか?
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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