第168回   新型コロナで右往左往!
2020年3月19日  
 
 
 新型コロナウィルス肺炎は収まるどころか、増々蔓延してヨーロッパやアメリカにも広がり、WHOも遅ればせながらパンデミック宣言を出しました。
 日本はまぁまぁよく抑えている方だと思いますが、そんな中で愛知県は感染者数が遂に北海道に次いで2位と不名誉なことになりました。二つのクラスターが感染者増の原因のようですが、特に介護デイサービスの方は濃厚接触者が不透明で追跡が難しいので今後拡大が続きそうで心配です。ここまでくると他人事では無くなってきました。もう何処でうつるか解りませんので皆さん気を付けてください。
 政府も催し物や集会、宴会などの自粛を要請しておりますが、それが浸透したのか街はすっかり静かになりました。デパートは地下の食品売り場以外はマスク姿の店員ばかりが目立って客はまばらだそうです。家ごはんが増えたのでせめて夕食は少し贅沢にと云うことでデパ地下は流行ると云った皮肉な現象になりました。
 飲食業もキャンセルが相次ぎ予約通り行くと大歓迎です。今なら普段予約の取れない店も簡単に取れるかも知れませんのでチャンスです。
 これはデパートや飲食業だけではなく病院も同じです。予約キャンセルが続出し患者さんがすっかり減りました。そもそも病院ですから、何らかの病気の人が来るわけです。ひょっとするとコロナの人もいるかも知れないから、ちょっとした不調で病院へ行くのは辞めようと思われる人もいるでしょう。更に厚労省から37.5度以上の発熱が4日続いていたら病院へ行くようにという要請がありました。それまでは行くなと云うことです。これは発熱者がコロナを恐れて病院に殺到しない様に出された要請でしたが逆効果になりました。特に小児科、呼吸器系の内科、婦人科ではがん検診などの患者さんが減りました。
 唯、病院側では、当院もそうですが、発熱外来などを特設して、他の患者さんと接触しない様に別の入り口から入ってもらい隔離診察室で診察するなど、細心の注意を払っていますので、体調を崩したらあまり我慢をせずに今まで通りに受診された方が良策だと思います。
 我々医療業界でも、ほとんどの学会や会議が中止や延期となり、その知らせが毎日のように来ます。医療に携わる者として模範を示さなければならないので自粛は当然だと思いますが、予定が無くなって何となく淋しい思いがします。
 実は当院も例年4月に開院記念パーティを開催していますが、このご時世に宴会をしてもしも何かあったら病院のくせに自覚が無いと云われそうですから、今年はやむなく中止することにしました。
 当院の開院パーティ中止くらいは世間的には何の影響もありませんが、オリンピックが中止となれば大変です。その影響は選手たちにも経済的にも甚大なことになるでしょう。首相はあくまでオリンピック開催を完全な形で実現すると主張していますが、しかし、日本はある程度収まっていても、ヨーロッパやアメリカの状態次第では選手が派遣されるのか、観客の入国が許可されるのか難題が山積しています。
 先月のコラムで春になって温かくなれば収まるだろうと楽観的なことを無責任に書きましたが、予測が外れて長引きそうな気配になりました。
 私の思惑外れなどはとも角として、早く終息して欲しいものです。
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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