第100回   “夏老け”にご用心!
2014年7月22日  
 
   この理事長コラムも、今回で100回目を迎えることが出来ました。毎月休まずに書き続けましたので、丸8年4ヵ月と云うことになります。実は理事長になる前に、院長コラムとして、1年3ヶ月書きましたので通算113回目になりました。その間毎月3,000〜4,000名位の人に読んでいただいて(ただ開いていただいただけの人も含めて)大変感謝しております。当コラムの愛読者の皆さん、本当に有難うございました。
 当初は当院の職員が義理で読んでくれるのが関の山だと考えていましたので、思いの外の高読率(?)に驚き、感激しております。それも若い女性ばかりでなく、ロータリーの仲間やオジサン族にも愛読者がいらっしゃるのを知ってびっくりしております。逆に職員の中には義理を欠く奴が多くて、毎月のテーマも知らない連中がいるのを何と考えれば良いでしょう?。
 唯、これだけの人に読んでいただいていると思うと、適当にと云う訳には行かず、結果はとも角として、毎月それなりに推敲、吟味して書いている積りです。それと原則的には妊娠・出産適齢期の女性をターゲットとしていますので、病気ネタ、特に産婦人科では必須な性的テーマでも猥褻にならないように、出来るだけ品良くしかも適格に表現するよう心掛けています。一方で、時には病気ネタを離れて、スポーツや旅行、食事の話題などを、タイミング良く挟んで息抜きもしてもらおうと気を使ってきました。しかし、元々産婦人科の病気はそんなに沢山はありませんので、手を変え品を変え、見方を変えて二度三度と書いてきましたが、流石にネタ切れになりました。そこで100回目を記念にそろそろ終止符を打ちたいと考えましたが、“ボケ防止のために続けられるだけ続けよ“と云う一部の幹部職員の声に脅されてもう少し連載を続けることにしました。皆さんには、ご迷惑かもしれませんが、今少しお付き合いください。
 今日も前置きが長くなってしまいました・・・。そろそろ本題に入ります。
皆さん、“夏老け”と云う言葉をご存知ですか?。“夏バテ”とか“夏痩せ”は聞いたことがありますが、“夏老け”と云う言葉は最近のテレビコマーシャルで初めて知りました。若い読者の皆さんはとっくにご存じで、すでに対策もバッチリ立てていらっしゃると思いますが、私のような疎い人のために少し調べてみました。
“夏老け”とは夏の終わりに肌が老化する現象を云い、夏の猛暑に肌を晒した結果として症状が出てきます。特に、ここ数年の夏は気温が高く、猛暑の日が多かったのでその症状が顕著となり、マスメディアにも取り上げられるようになりました。ある会社が全国の20代〜50代男女1,000名を対象に実施した調査によると、男女ともに“最も女性が老けて見える季節”に“夏の終わり”を挙げていることが判明しました。又、女性の半数近くが“夏の始めよりも終わりの方が自身の見た目年齢があがっている”と自覚しており、その差はなんと平均プラス3歳と云うことです。わずか数ヶ月で3年も老けてしまうなんて、女性にとってはとても見過ごせない大事件だと思います。
 さて“夏老け”の具体的な症状ですが、先ず前述したように、肌の見た目年齢がアップする。シミやシワ、ソバカス、毛穴のゆるみ等の肌トラブルが多発する。冷房等で乾燥肌になり、かさつく。などが挙げられます。
 原因としては、紫外線による肌ダメージが最大です。とくに夏の時期にピークを向えるUV-Aは肌の真皮にまで届き、肌のハリや弾力を守るコラーゲンやエラスチンを傷つけてしまうため、肌のハリや弾力が失われシミやシワ、乾燥などの原因となります。タ−ンオーバーも乱れるため、肌のゴワつきの原因にもなります。次は冷房による乾燥や血行不良です。屋外から汗をかいたまま冷房の効いた部屋に入ると肌表面の水分が一気に蒸発してしまい、屋外と冷房の効いた部屋での肌の水分量を比較すると、冷房の効いた部屋では約半分にまで減ってしまうそうです。また冷房で肌が冷え、血行が悪くなることもゴワつきなどの原因になります。もう一つが皮脂に強いスキンケア用品による毛穴汚れだそうです。汗をかくと汗腺や毛穴が開きます。そこに皮脂や汗に強いファンデーションや日焼け止めが入ると、毛穴の開きや黒ずみ、ニキビの原因になります。毛穴の開きやたるみが気になる人は特に要注意と云われています。
 最後に、“夏老け”を未然に防ぐための対策ですが、やはり大切なのは、保湿洗顔や保湿ケア、パックによる肌ケアが基本だそうです。又、肌を正常に戻すためにも肌のターンオーバーを正常にさせることが大事だと云われています。先ず、肌に優しいアイテムを重ね塗り、塗り直しで、UVケアをしっかりすることです。UVカット効果の高いものは肌への負担も大きいので、きちんと落とさないと毛穴の詰りや汚れの原因になります。なるべく肌に優しいアイテムを選び、焼けやすいところは重ね塗りをしたり、こまめに塗り直すことで徹底した紫外線対策をして下さい。次はインナードライ肌に注意して保湿ケアを怠らないことです。夏は、肌表面は皮脂でベタベタしているので潤っているように感じますが、肌内部の水分は汗と一緒に蒸発してしまい実は乾いているインナードライ肌の人が急増します。夏こそしっかりとした保湿ケアが必要です。乾燥している肌は紫外線の影響を受けやすいので、保湿も日焼け対策の一つと考えてください。次がオイルクレンジングで汚れを徹底除去することです。日焼け止めや皮脂などに強いファンデーションが肌に残ってしまうと毛穴が目立つ原因になります。クレンジングはしっかりと行いましょう。又、ぜひ夏もお風呂に入り体を温めるようにしてください。ヒートショックも効果的な方法のようです。
 皆さん、秋になってから“しまった“ということにならないように、この時期から“夏老け肌”対策を充分お立てください。お大事に!!
 
 
星ヶ丘マタニティ病院 理事長 近藤 東臣  
 
 
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