2012年6月20日
第75回
麻雀大会年間総合優勝!!
それはさて置き、驚くべきことに、その年間総合優勝者に今年度は私がなってしまったのです。麻雀はツキの要素がかなり強いので、たまには勝てる日もありますが、年間をトータルすればやはり強い人が勝ちます。私のような"いい恰好しい"の麻雀では総合的な好成績を上げるのは無理だと自覚していましたので、今回の快挙に本当にびっくりしています。
試合のルールについて少し説明しますと、年間6回競技が開催され、各回は半荘2回の勝負で、対戦相手はその都度抽選で決めることになっています。毎回4卓から5卓の参加があり、結構盛況で何時も激しい舌戦やら神経戦が繰り広げられます。取りあえず毎回順位を決め、賞品を出していますが(なぜか、最近は某料亭のカレーばかり。美味しいことは美味しいのですが、優勝して10個ももらっても食べきれません。さすがに奥さんもたまには別なものだと好いねと云いだしました)。それとは別に各回の得点の総和で年間最優秀賞を決めます。但し最低年間4回の出場が義務付けられています。
今年度(ロータリーの会期は7月から翌年の6月末)私は6月の最終戦までに2回優勝し、1回が2位、もう1回が3位、マイナスに沈んだのは1回のみで、それも大した沈みでは無かったので、4月に5回目を終了した時点で、約14万点のプラスになり、2位に7万点ほどの差をつけて断トツのトップでした。最終回が6月13日にあったのですが、何か理由を付けて1回休んでも規約上は問題ありませんし、対抗馬が半荘2回で7万点以上稼ぐのは至難の業ですので、優勝は確実に転がり込んで来たでしょうが、そんな姑息な卑怯な手は使いたくなかったので、正々堂々と最終回の試合の場に臨みました。
しかし、その詰めの甘さと云うか、何時もの私の"いい恰好しい"が、ちょっとしたドラマを呼ぶことになりました。対抗馬の2位の人が1回目でツキまくって、3万点も浮いてしまい、一方、私は大負けしないようにと降りてばかりいたら、結局1万点弱負けてしまいました。結果として1回目を終わったところで7万点有った二人の差が一気に3万点弱に詰まって、2回目の成績次第では逆転も有り得る状況になってしまったのです。会場は盛り上がり、直接対決でやれやれと周りは囃し立てるのですが、レフリー役の冷静な幹事がルール通りくじを引かせて運良くか、運悪くか、我々二人は別卓になりました。
私としてはここまでくれば直接対決の方が相手を潰し易い様な気がしたのですが・・・残念。追いつかれたと云ってもまだ私は3万点勝っているわけですから、相手の方が苦しいことは間違いありません。逆転するためには大きな手で上がらなければならないのですが、それには時間も掛かるし、無理をして放銃の危険も冒さなければなりません。一方私は得点を稼ぐ必要はないので安くても何でも早くあがって、この半荘を早く終わらせてしまえば良い訳です。しかし別卓だと、外の同卓の3人も、夫々今回の成績が掛かっていますので、安タで蹴ったりしないで、それなりに頑張るでしょう。すると彼も充分高い手が狙えます。そうなると私もうかうかしてはいられません。そもそも今回は優勝を意識して、大負けしないようにと、何時に似合わず消極的な気持ちで臨んだのが間違いでした。降りてばかりで沈んでしまった1回目の反省を踏まえて勝つ麻雀をしようと切り替えました。
さて、2回戦が始まって、隣の卓の対抗馬はまだツキが残っているようで、“親満ダ”とか騒いでいます。東場が終わったところでお節介な幹事が二人の点棒を数えたら、彼が19000点浮き、私が3000点沈みで、その差は8000点。とうとう満貫一発でひっくり返るところまで来てしまいました。しかし南場に入って彼は満貫にこだわるあまり、無理をして振り込んだりして居るようでした。私も何とか浮いて終わりたいと必死に頑張って結局4000点浮きで終わりました。彼は得点が伸ばせず逆に3000点の沈みになってしまいました。
2回戦の途中までは一発逆転のヒヤヒヤドキドキものになりましたが、結果的に3万点の差をつけて私が見事優勝と云うことになったのです。目出度し!目出度し!
正直言って、麻雀で年間優勝したことに我ながら驚いています。学生時代、医局時代を通じて麻雀はよくやりましたけれど、勝負は勝ったり、負けたり。たまには大勝ちした夜もありましたが、年間を通じては,持ち出しの方が多かったと思います。そんな訳で麻雀は強くない、下手だと思っていました。しかし、今回勝ったからと云って、ロータリーの連中が下手と云う訳ではありません。それなりにキァリアを積んだ人ばかりです。ロータリーの同好会でも初めの頃、年間成績はマイナスでした。この頃強くなったのは多分私のジャン風が変わったからだろうと思います。"いい恰好しい"の私としては、昔はどちらかと云えば手にこだわっていました。綺麗な手、大きな手に自己陶酔をして満足しているところがありました。そのため、みすみす勝機を逃したり、降りずに相手に振り込んだりしていましたが、最近は配牌に逆らわず、出来るだけセオリー通りに進めて、結果が小さな手でも、ショボイ手でも、聴牌すれば上がるようにしています。結果として負けない麻雀になりました。
これは人間が出来てきた性でしょうか。あるいは単なる年の性でしょうか!?
いずれにしてもこれからは、何事によらず、格好つけず、見栄を張らず、堅実に物事を解決していきたいと思います・・・。出来るかな!?