2026年10月20日
第247回
アジア大会で思ったこと!?
 この頃、急に朝夕が冷えてきました。やっと秋が来たという感じです。ここ数年、春と秋が無くなって春夏秋冬の四季から夏冬の二季になってしまったような気がしていましたので、今、秋を感じてホッとしています。そろそろ紅葉のニュースも聞けると思いますが、やはりまだ日中の温度が高めですので、例年より少し遅れ気味だと言われています。この辺では御在所岳が一番早いようで10月29日頃、香嵐渓は11月22日頃の見通しだそうです。もっとも身近な東山動植物園は11月下旬だと予想されていました。楽しみに待ちましょう。
 スポーツ大好き老人の私としては今月は当然アジア大会について書くつもりでしたが、閉幕して随分経ってしまいましたので、各競技についてはあの瞬間の興奮も感動も逆に悔しさも大分薄れてしまいました。唯、オリンピックと違ってどの競技もメダル圏内の争いになったので、応援にも相当力が入りました。特に陸上競技最終種目の男子4×400mリレーで最初からトップをキープして優勝したのには興奮しましたし驚きました。400mという日本人があまり得意でも無さそうな中距離ランナーが4人も揃っていたことが驚きでした。競技の感想はこれだけにして、今回は少し違った視点で振り返ってみたいと思います。
 地元名古屋で行われるということで、テレビ観戦だけでなく直接会場へ見に行こうと考えました。しかし、人気種目は直ぐチケットが完売になるだろうと思い、新装になったIGアリーナも見たかったのであまり人気もなさそうなバスケットボール女子予選、それも日本戦ではなくカザフスタン対モンゴル戦を申し込みました。流石に取れました。9月21日いざ行こうと思ったらタクシーが呼べません。皆アジア大会に抑えられてしまっているようでした。一般席は、まあまあの入りでしたが空席もあり、特に私が予約した特別席はガラガラでした。食事も付くと書いてありましたが、鶏肉の唐揚げとポテトチップスだけでとても食事と言えるものではありませんでした。飲み物もワンドリンクだけ無料で後は有料でしたし値段ほどの待遇では無いとがっかりしました。こんな不満は大会中色々な場面であったようです。チケットが完売しなかった会場も結構あったようで、大会中も名古屋の街があまり盛り上がっているようにも見えませんでした。只、タクシーが捕まらない、レストランの予約が取れない、道路が通行止めになるなど私にとっては不便なことの方が多くて、日本で開催するのは構わないけれど他所の都市でして欲しいと思いました。これは私の勝手な我儘ですが・・・。
 名目上の実行委員長は大村知事ですが、実際に計画を企画したのは日本企業では無くて外国企業でした。それもあまり評判の良くないところだったということです。その為か日本が最も得意のはずの競技日程企画とか選手送迎バスの遅れや配車ミスなど運営がずさんであちこちでトラブルが起きました。昔から名古屋時間と言われて名古屋人は時間にルーズだと思われています。今回の送迎時間の遅れとか開始時間のトラブルとか、実際は名古屋のエージェントが企画した訳では無くて外国企業が手配していることなのに、他府県の人達に、やっぱり名古屋人は時間にルーズだと思われるのが悔しいし癪です。大村知事も閉会の記者会見でその辺のことを散々謝っていましたが、予算をケチって外国のエージェントに任せた付けが来たと云うことでしょうか。しかも結果的にはそんなに安くならなかったようですし・・・。
 日本が金83個で大会史上最高のメダルラッシュだったと喜んでいますが、中国は日本の2倍の金メダルを取っていきました。もはや人口10倍で世界第2位の経済大国には敵いません。今後注目すべきはインドです。今大会も各競技で入賞者を出していましたが、人口は10億人いますので施設や指導者が揃えば中国並みの強国に成り得ます。最近経済力が上がってきましたので2年後のロサンゼルスオリンピックでも頭角を現すかもしれませんが、4年後のアジア大会では確実に中国対インドのメダル争いになるだろうと思います。人口でも10分の1、経済大国とも言えなくなった日本、しかも体格もあまり良くない単一民族の日本がアジアでのスポーツ大国を維持するためには相当な対策が必要だと思います。
ホスピタルズ・ファイル