2023年1月20日
第202回
WBC 侍ジャパンに期待しよう!!
 愛読者の皆さま。遅ればせながら、
“新年、明けましておめでとうございます。今年も皆様のご健勝を心からお祈りいたします”。
 とは言うものの、昨年来からの不穏なニュースが新年になっても続いています。新型コロナの第8波、ロシアのウクライナ侵攻、日本の防衛費予算の増大、新資本主義、果ては全体主義志向など怖い話ばかりです。然し、どんなことがあっても、民主主義と言論の自由はもとより、いかなる自由も補償される社会は守らねばならないと思います。

 そんな中で新年らしい明るいニュースを探しても、スポーツの話題くらいしか見当たりませんでした。
 先ず、カーリング女子のロコ・ソーレがワールドツアー最高峰のグランドスラム大会、カナディアン・オープンで世界ランキング1位のカナダチームを破って優勝しました。それから、バトミントンの山口茜がマレーシア・オープンで優勝しました。又、スノーボードW杯ではビッグエア最終戦で長谷川帝勝が優勝。2位3位も日本勢が入って表彰台を独占しました。大変な快挙です。しかしながら、これらは結果をメディアで知るだけで、Liveで見ることが出来ませんので、試合中のドキドキ感とか勝った時の感動があまり味わえません。
 期待感としては3月初旬に始まるWBCの侍ジャパンの方がより高いです。先日メンバーが発表されましたが、MLBの大谷翔平選手を始め、ダルビッシュ有投手、鈴木誠也選手、日本のプロ野球からはヤクルトの村上宗隆選手、オリックスの山本由伸投手などが選ばれました。そして我が中日からは高橋宏斗投手が最年少として唯一選ばれています。
 今、最も活躍している選手がほとんど参加してくれているのは頼もしい限りです。今季の新シーズンに合わせて調整が最も必要な時期に参加してくれる心意気も嬉しいです。アメリカ代表も有名大リーガーが大勢出場するようですので、王座奪回を目指して日本がアメリカと決勝戦を戦うことにでもなれば、大興奮です。

 世間は政府の方針転換で、ウイズコロナ政策となり経済活動が活発化してきました。旅行もスポーツ観戦もほぼ以前に戻って、日本で行われるWBC予選も大盛り上がりだろうと思います。
 しかし、現実にはコロナは減っていませんので、病院はそんな訳にはいきません。院内感染が広がってクラスターにでもなれば、医療を休止しなければなりません。そうなれば患者さんに多大な迷惑をお掛けしますので、医療従事者は今でもノンコロナの緊張感を維持しながら、毎日の診療を行なっています。しかし、正直言って、これだけ続くと緊張感も途切れ気味です。それと、医療従事者も病院から家に帰れば、皆さんと同じ環境に入るわけですから、感染の可能性はほぼ同じです。もうこれは個人の意識だけではどうしようもありません。感染者や濃厚接触者が増えれば、悪循環で残った者が余計疲弊してしまいます。こんな状況の中で我々は頑張っていることをちょっとだけでも理解していただけたら有難いと思います。
 結局、正月から後ろ向きな話をしてしまいました。ご免なさい!