2022年4月20日
第193回
プロ野球が始まった!
 春爛漫。今年も桜は見事に咲き誇り、入学式や入社式が2年ぶりに通常に近い形で行われコロナ過の中でも日常が少しずつ戻ってきたような気がします。しかし、オミクロン株はBA2とかXEとか変異株が出現し、高止まりの状態が続いていて中々収束しません。そればかりかロシアのウクライナ侵攻と云うきな臭い紛争まで起こって、こんな状態では春爛漫と云えども、心から謳歌出来ない気分です。

 そんな不安定な春爛漫の中でプロ野球が開幕し、約1カ月が過ぎました。今年の中日は監督が理論派の立浪監督に交代し、去年とは一味違う中日に変身させてくれると期待していました。ところが開幕の巨人戦は1勝2敗。続くDeNA戦は3連敗でこの先どうなるかと心配になりましたが、それから頑張って現在は10勝7敗と勝ち越して3位の好成績です。
 絶好調の大島選手は別格として、岡林、石川、鵜飼君など若手を我慢して使い続け、彼らが少しずつ結果を出すようになりました。投手陣も先発の大野、柳、勝野選手がまずまずですし、中継ぎ以降も祖父江、ロドリゲス、マルチネスと定着して安定しました。特にロドリゲスのセットアップ転換が功を奏しています。今年は桜とともに散ってしまうことはなさそうです。
 相変わらず残塁が多いのが不満ですが、去年まで出来なかったヒット無しで点を入れる作戦。その辺を立浪監督の頭脳的な采配で改善できればと期待しています。
 個人的には若手クァルテットの一人、根尾君をもう少し使って欲しいと思います。彼は全国区的なスター性はあると思うのですが、石川君のように不調でも使い続けてもらえるほどの大器では無いのでしょうか。
ビシエド選手がもう少し調子を上げて、高橋選手、福田選手辺りが戻ってくれば、秋まで持ちそうですので、バンテリンドームに行く機会が増えそうです(そうなって欲しいです)。

 大リーグも始まって最近はテレビ観戦に大忙しです。エンゼルスの大谷選手は今のところ苦戦していますが、ホームランも出だしたし、打つ方は心配なさそうです。投げる方は、去年の前半戦の時のように力んでいるのが心配ですが、その内治るでしょう。結果的には10勝以上はすると思います。でも毎試合ハラハラしながら見ているので疲れます。でもフアンって皆さんそんなものですよね。
 カブスの鈴木誠也選手が打率4割、ホームラン4本と大活躍です。何時まで続くかですが、このまま続けば、BSテレビの実況が、エンゼルス戦からカブス戦に代わってしまうかもしれません。その鈴木選手が抜けた広島が去年の低迷から脱して現在セ・リーグトップなのも皮肉ですね。
 いずれにしても中日頑張れ!! 広島、巨人に負けるな!