当院の小児科の特徴として摂食障害や心身症、発達障害の診療を心理士と一緒に行っています。外来は井口医師と関口医師が担当しています。
入院治療(中学生以上は女子に限ります)も行っています。
摂食障害・心身症・発達障害に関する診療は、すべて予約制です。
小児科外来にお電話ください。予約受付時間はこちらです。
※井口医師、関口医師による心理再診は、WEB予約が可能です。
子どもはいろいろな要因で食べられなくなります。多くは太るのが怖い、痩せ願望のあるいわゆる拒食症(神経性やせ症)です。ほかには学校などのストレスで食べられなくなるもののやせ願望のない食物回避性情緒障害、吐くのが怖かったり、のどに詰まるのが怖くて食べられない機能的嚥下障害などがあります。
タイプによって治療方法が違いますが、その子その子の病態の見立てと、ご家族とご本人にあった治療法を行っていきます。
拒食の治療は、ご家族もご本人も治療者も大変ですが、家族療法や入院による治療などを行います。
摂食障害の患者教育用
パンフレット
摂食障害と闘う医療関係者・ご本人・ご家族の方にとても分かりやすいパンフレットです。
自由にご利用ください。
(国立病院機構長崎病院小児科錦井友美先生のご好意で載させていただいております。)
神経性やせ症の子をもつ家族が病気から子どもをどう救い出すのかわかりやすく書かれています。
- 「家族の力で拒食を乗り越える
神経性やせ症の家族療法ガイド」 マリア・ガンシー(著)、井口敏之(監修)
岡田あゆみ(監修)、荻原かおり(監修、翻訳)星和書店 1,320円
不登校をはじめ様々な身体症状や心理的な症状で受診されます。
起立性調節障害の診断(新起立試験)と指導を行っていきます。
基本的に外来治療で、カウンセリングや投薬、環境調整などを行っていますが、入院治療を行う場合もあります。
入院によって環境を変えて、愛知県立大府特別支援学校からの訪問教育をお願いしたり、病院から登校したりする場合もあり
ます。
基本的に見立てが重要で、それによって治療法も変わっていきます。
当院は療育施設ではありませんし、特別な精神科病棟をもっているわけではないので、基本的に外来で診断と必要なお子様には投薬、本人やご家族に進路やどっちを向いて何を頑張ってもらったらよいかなどの方向性のカウンセリングを行っています。