2022年12月20日
第201回
サッカー、ワールドカップ!
最終的には連覇を狙うフランスと優勝候補の一角アルゼンチンとの決勝戦となりました。この試合は歴史に残る大激戦となり、延長戦にもつれ込んで終了間際にメッシが得点し、勝負あったと思った直後にエンバぺが入れ替えし、両国エースの大活躍で延長戦では決着が付かず、PK戦でやっとアルゼンチンが勝って幕を閉じました。
他の試合も予選リーグから終盤まで大会前には誰も想像もつかなかったような大波乱が巻き起こりサッカーフアンを狂喜乱舞させました。
日本も狂喜と落胆が目まぐるしく渦巻いた波乱万丈の10日間でした。今回、日本は初めての決勝リーグでの1勝。すなわち、8強を目指して、“新しい景色”を見るのが目標でした。しかし、予選リーグは死のリーグと言われたE組に入ってしまい、正直予選突破も難しいと予想されていました。
私は勝手に、初戦のドイツは引き分け、コスタリカには勝って、スペインには上手く行けば引き分け、負けても最少得点で抑えて、何とか2位で予選通過出来るのではないかと希望的観測を含めて淡い期待を抱いていました。
ところが、初戦で強豪ドイツに2対1で逆転勝ちしてしまいました。前半は圧倒的に押しまくられて、やっぱり実力差はかなりあるなと実感させられましたが、相手のシュートミスやキーパー権田の神セーブで何とか持ちこたえていました。しかし、とうとう前半の終わりにPKを決められてしまい、やっぱり負けかと諦めかけました。ところが、後半富安、三笘などが交代出場したら、これが同じチーム同士の試合なのかと思うほどすっかり攻守が変わってしまい、最後は堂安、浅野が素晴らしいゴールを決めて勝ってしまいました。
残念ながらその頃には、奥さんは日本が負けたと決め込んで寝てしまったので、私一人で見ていましたが、スポーツ観戦でこれほど興奮したのも珍しいと思うくらい叫び続けていました。ヨ~シ!これで決勝リーグ進出は間違いない。上手く行けば1位通過だ。と思ったのもつかの間、コスタリカに思わぬ敗戦を期してしまい、一転、スペインに勝たなければ、予選敗退と言う窮地に追い込まれてしまいました。なんと浮き沈みの激しい事か。
そのスペイン戦。前半はドイツ戦のように、いいようにボール保持をされ、その挙句早々に1点取られてしまいました。ジャイアントキリングは2度は無いかと諦めかけていましたが、今度も後半の選手交代から息を吹き返し、逆転勝ちをして、なんと死のE組で1位通過を果たしてしまったのです。この1戦1戦目まぐるしい展開に、にわかフアンも含めて日本中が一喜一憂したことでしょう。
決勝リーグ初戦はF組2位のクロアチア戦。私もそうでしたが、日本中の人達は何となくクロアチア相手なら勝てるだろうと言うムードだったと思います。しかも前半終了間際に先制点を挙げ、絶妙なタイミングで後半に入りましたので、ほとんどの人は楽観モードだったと思いますが、私は守りに入るな攻めろ攻めろと一人で叫んでいました。しかし、選手の動きは中途半端で一瞬のスキを突かれて同点にされてしまいました。解説者がクロアチアは全戦ほぼ同じメンバーで戦っているのでかなり疲れている。延長戦に入ればバテルはずだから日本が有利だと言っていましたが、延長戦になって動きが悪くなったのはどちらかと言えば日本だったような気がします。PK戦になったら負けそうな気がして、延長戦の内に点を取れと!と必死に(今度は奥さんも一緒に)応援しましたが、とうとうPK戦になってしまいました。PK戦の先攻後攻の選択権は日本が取って、先攻を選んだようです。普通はPK戦の場合はほとんどゴールを外さないので先攻で先に点を取った方が有利と言われていますが、あの場合は、疲労困憊で、しかも極限の緊張状態でしたので、相手に先に打たせた方が良かったのではないかと思います。もし入ってもそれが普通ですので、こちらも普通に入れれば良いだけです。2人も続けて外すようなことは無かったと思いますが・・・。結果論ですね。しかし、今大会はPK戦を外すケースが多く、決勝戦でも、フランスが2人続けて外しました。
只、1次リーグを1位通過した国で、初戦で負けたのは日本だけです。他の7か国は皆1位組が勝ち上がり、ベスト8になりました。悔しい限りです。こうなればいっそ、クロアチアに優勝してもらいたい。そうすれば、PK戦で決着は着いたものの、試合は引き分けでしたので、日本は優勝に相当する実力が有ったと言うことになりませんか。負け惜しみかなぁ・・・。しかしこれもクロアチアが準決勝でアルゼンチンに負けて叶いませんでした。
以後、夜中に起きて朝方までLIVEで見ることは無くなりました。