2020年12月21日
第177回
渋野日向子最終日にこけた。残念!
最近はコロナ関連の暗いニュースばかりでしたので、今年9月、大坂なおみの全米女子テニス優勝以来の明るいニュースです。
当たり前ですが全米女子オープンはアメリカで開催されていますので、最終日のLive放送も時差の関係で日本では日曜日深夜から早朝になります。前回大坂なおみ選手の決勝戦も深夜だったので見過ごして後悔していましたから、今回は絶対観ようと、午前3時に目覚ましをかけてテレビのスイッチを入れました。そうしたら天候不良のため最終日は1日順延になっていました。折角起きたのにがっかりでしたが、私のことよりも渋野選手大丈夫かなと心配になりました。優勝争いの緊張感をもう1日余分に保たねばなりません。これは相当タフな神経が必要になります。こうなると追っかける方が有利な気もしますが、結果はその通りになってしまいました。しかも大会史上最大に並ぶ5打差を逆転されたと云うことですので、尚更残念です!
今回は私も頑張って二日続けて午前3時に起きて、テレビ応援を始めました。最初は1打差で追っていたアメリカのエーミー・オルソン選手が崩れ始めたので、このまま行けば何とかなるかなと思いました。しかし、オルソン選手が盛り返し、渋野選手は逆に崩れ始めて・・・。
それでもハーフ終わった時点ではスコアは2つ落としたものの、まだトップタイでした。後半に何とか持ち直せばと云う所でしたが、韓国勢がヒタヒタと追い上げ始め、この日4つスコアを伸ばした韓国のキム・イェリム選手が優勝してしまいました。渋野選手はずるずるとスコアを落とし、4位フィニッシュがやっとでした。
それにしても韓国女子は強いですね。世界ランク1位のコ・ジンヨン選手もいつの間にか2位タイに入っていましたし、この16年間で全米女子オープンを10回優勝しているそうです。
たらればは無いですが、もし、無観客試合でなかったらギャラリーの大声援を受けて、1打差で2位タイになったアメリカのオルソン選手が優勝していたかもしれません。これも残念!
この日は非常に寒かったようで、インタビューで"寒くて飛距離が落ちて・・・。それどころか自分のスイングができないままに18ホールが終わってしまいました。これが今の実力です"と云っていましたが、渋野選手は寒さ対策がしっかり出来ていなかったかもしれません。それともやっぱり優勝の重圧に負けたのか、持ち味が出せず早打ちが目立って集中力に欠けているようでした。"この悔しい気持ちはアメリカツアーでしか晴らせない"と云っていましたが、ぜひそうしてください。期待しています。
今年も早や年の瀬がやって来ました。月日の流れは何時もの年と同じはずですが、今年は新型コロナウイルス感染症のために、毎日が緊張の連続で、病院も私生活もとんでもない異常な1年になってしまいました。おそらく皆さまも、同じような状態で過ごされたことと思います。来年は良い年になりますように!!
テレビや新聞のトップニュースが毎日コロナ関連の暗いニュースばかりですので、せめてこのコラムは楽しい話題を提供しようと思っていましたが、結局ほとんどの月が新型コロナ関連の話題になってしまいました。せめて今月は渋野日向子選手に優勝してもらって、その話題だけで終わらせたかったのですが、世界の壁は厚く期待通りにはいきませんでした。でも充分楽しませてくれました。来年はメジャー制覇をして我々を飛び上がらせてください。
頑張れ!渋子!