下記のような症状があれば、婦人科疾患が考えられます。受診をおすすめします。
また、月経不順や月経痛などの悩み、ピルの処方、更年期障害などもご相談ください。
- 不正出血
ホルモンバランス異常、子宮筋腫、ポリープ、子宮がん など
- おりもの
膣炎、性感染症 など
- 下腹部痛
子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍、膀胱炎、子宮脱 など
子宮頸がんは女性特有の癌としては、乳がんに次いで罹患率が高く、ヒトパピローマウィルスの感染が原因で起こることが知られています。若年者にも子宮頸がんが増えています。
ワクチンと癌検診を組み合わせて子宮頸がんから自分を守りましょう
シルガード9
9価(HPV6・11・16・18・31・33・45・52及び58型) |
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予防できる 疾患 |
・子宮頸がん ・肛門がん ・外陰上皮内腫瘍 ・腟上皮内腫瘍 ・尖圭コンジローマ |
接種対象 | 9歳以上の男女 |
接種 スケジュール |
全3回 (初回・2ヶ月後・6ヶ月後) または全2回 (初回・6ヶ月後)
※9歳以上15歳未満の場合2回接種選択可
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費用 |
一般の方 ・・・1回33,000円(税込) 公費対象者 (名古屋市※1) ・・・無料
定期接種:小学6年生~高校1年生の女子
キャッチアップ接種※2:平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女子 |
(WEB予約は24時間、産婦人科よりお取りいただけます。)
子宮頸がん検診・子宮体がん検診を受けられます。
名古屋市に住民票のある20歳以上の方は、2年に1度500円の公費でできます。
※無料クーポンも使えます。4月1日時点の年齢が、20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の方が対象です。
基本的な検査(子宮卵管造影含む)とタイミング指導・人工授精をしています。
※体外受精はしていません。
内服(低用量ピル・ミニピル)、子宮内に挿入にする避妊リングを取り扱っています。
経口避妊薬 | 低用量ピル 初診時 5,280円 〈OC・POP初診料 2,200円+投薬料 3,080円〉 ミニピル(黄体ホルモン単剤) 初診時 5,500円 〈OC・POP初診料 2,200円+投薬料 3,300円〉 |
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子宮内避妊用具 | 受胎調節指導料 3,630円 〈避妊リング 挿入代 71,500円、抜去代 6,050円〉 |
避妊しなかったり、避妊に失敗した際に妊娠を防止するために、ホルモン剤を内服します。
性交後72時間以内に出来るだけ早く服用します。
費用 1回 11,000円〈指導料+投薬料〉
当院では、妊娠継続が難しい方に対し、母体保護法指定医による人工妊娠中絶を行なっております。
手術と経口中絶薬(メフィーゴパック)による方法があります。
手術 | 内服薬 | |
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対象 妊娠 週数 |
当院では10週6日まで | 9週0日まで |
通院 回数 |
少なくとも3回必要です。 | 少なくとも4回必要です。 |
身体 への 負担 |
子宮内に器具を入れるため、稀に子宮や周囲の臓器が傷つくリスクがあり、その場合開腹手術が必要になることがあります。 | 麻酔や手術をせずに中絶を行うため身体への負担の軽減が期待できます。胎嚢排出を認めない場合手術が必要になります。 |
中絶に 伴う 症状 |
麻酔を使用して行うため、基本的には胎嚢排出時は意識がなく痛みを感じにくいです。(麻酔の効果には個人差があります。) | 薬剤を使用した後、排出前後に下腹部痛・出血・悪心・嘔吐・下痢・発熱を認めます。 |
所要 時間 |
器具を使用し胎嚢を排出させるため短時間で胎嚢排出に至り、排出後の出血期間が内服に比べて短くなることが期待されます。 | 薬剤を使用後8時間で90%、24時間以内に98%の方が胎嚢排出します。 排出後の出血は週数が遅いほど(8週~)長い傾向があります。(5~99日中央値20日) |
その他 | 当院では医師が必要と判断した方は、前日入院となります。 | つわりの症状が強い場合は、薬剤をのみ込みにくい可能性があります。(薬剤を嘔吐してしまった場合も予備の薬剤はなく、返金できません) |
中絶 費用 |
中絶手術:132,000円 入院中絶手術:154,000円 |
帰宅:99,000円 院内管理:132,000円
※手術代:上記料金に33,000円追加
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メフィーゴパックは、人工妊娠中絶ができる薬剤です。
名古屋市内にお住まいの方は、外来での使用が可能です。(一部地域を除く)
名古屋市外にお住まいの方や、市内在住でもご希望の方には、入院しての経過観察で対応することも可能です。
条件によっては適応外のケースもありますので、ご検討されている方は、早めに受診してご相談ください。
- 妊娠の確認
- 超音波検査にて、子宮内の妊娠であることと、妊娠週数の確認を行います。
服薬の日程を決定し、同意書をお渡しします。
手術が必要となった場合に備え血液検査(血算・血液型・感染症など)を行います。 - 1剤目の投与(※9週0日までに開始する必要があります。)
- 医師の面前で1剤目(錠剤1つ)を服用します。
- 2剤目の投与(1剤目投与の2日後)
- 朝一番に医師の面前で2剤目(錠剤4つ)を服用します。2剤目は、左右の歯茎と頬の間に2錠ずつ挟み、唾液でゆっくり30分間溶かします。
30分後に残っている場合は、水と一緒に飲み込みます。※外来での管理の方は、この後ご帰宅いただけます。下腹部痛や多めの出血がありますので、排出まではご自宅で安静にお過ごしください。夕方までに排出されましたら夕診(受付19時まで)に、夜間に排出されましたら翌日の外来にお越しください。
中絶が達成されなかった場合、1週間後を目処に中絶手術を行います。※入院管理の方は、お部屋にご案内します。19時までに排出が確認されましたら、退院となります。排出されない場合は翌日までご入院いただき、午後に中絶手術を行ってから退院となります。
- 排出後 1週間後の診察
- 経過が問題ないことを確認して、終診となります。
診察で妊娠週数を確認し、ご相談の上患者様に適した方法を決定いたしますが、週数が早い方が体への負担は少なくて済みます。
検討されている方は、なるべく早めに受診をしてください。

当院では女性(パートナー)を対象に、妊娠や分娩を妨げる婦人科的な疾患などの有無をあらかじめチェックしております。
また、性感染症によっては妊娠しにくくなる疾患もあるので、早期発見のための受診をおすすめいたします。
当院では、歯科を併設しており、ブライダル口腔ケアも受けることができます。
具体的な検査の内容が記載されておりますので、参考にしてください。
費用
女性 | 男性 | ||
名古屋 市内 |
風疹抗体公費使用 | 38,500円 | 7,700円 |
子宮がん検診公費使用 | 34,100円 | - | |
風疹抗体・子宮がん検診公費使用 | 28,600円 | - | |
名古屋市外 | 44,000円 | 11,000円 |
- ※名古屋市に住民票がある方で、妊娠を希望する方(パートナー)は風疹検抗体査を公費で行うことができます。
- ※名古屋市に住民票のある20歳以上の方は、子宮がん検診を2年に1度公費(500円)で行うことができます。